本学科の学生には、芸術分野への道はもちろん、文学部の他学科と同じように、一般企業への道も広く開かれています。
研究・教育公共関連 | 美術館 博物館学芸員 図書館司書・公共団体(文化・芸術・生涯教育部門)など |
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マスメディア文化・芸術関連 | マスメディア(新聞社・出版社・広告・放送局・映像制作) 展示・企画会社 企業メセナなど |
サービス関連 | ホテル、旅行・観光業 アパレル・ファッション産業 デパート・百貨店 損害保険(美術品・展覧会・音楽会・演劇等)など |
環境・福祉情報関連 | 風景・街並み保存 照明、音響、色彩 介護機器等 各種コーディネーターなど |
2023年度 進路・就職先
大学院・大学・専門学校 | 青山学院大学大学院 筑波大学大学院 Vancouver Institute of Media Arts |
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建設業 | 旭化成ホームズ(株) ショーボンド建設(株) タマホーム(株) |
製造業 | 中外鉱業(株) 森永製菓(株) |
情報通信業 | (株)IDホールディングス (株)あとらす二十一 (株)いえらぶGROUP xxx(株) カルチュア・エンタテインメント(株) (株)コーエーテクモゲームス (株)コントロールテクノロジー (株)SAMANSA (株)昭和システムエンジニアリング (株)Spade&Co. (株)第一情報システムズ TISシステムサービス(株) (株)TBSグロウディア (株)東京ニュース通信社 (株)Donuts トランス・コスモス(株) (株)PIVOT (株)フォーク (株)毎日新聞社 (株)六曜社 |
運輸業・郵便業 | (株)JALスカイ |
卸売業・小売業 | (株)キャン (株)そごう・西武 (株)羽田エアポートエンタープライズ (株)松屋 八木通商(株) |
金融業・保険業 | (株)静岡銀行 日新火災海上保険(株) |
不動産業・物品賃貸業 | (株)映像センター (株)ザイマックス (株)東急コミュニティー ホームネットグループ(株) 三井不動産リアルティ(株) 三菱地所コミュニティ(株) |
生活関連サービス業・娯楽業 | エイベックス(株) (株)STARDUST HD. (株)ホリプロ |
その他のサービス業 | (株)クリーク・アンド・リバー社 (株)ケー・アンド・エル (株)サーキュレーション SHIRUSHI DESIGN FACTORY (株)ジェイアール東海パッセンジャーズ (株)丹青研究所 (株)テー・オー・ダブリュー 日研トータルソーシング(株) (株)Bennu レバレジーズ(株) |
公務 | 地方公務員(特別区)・東京都 |
取得可能な資格/学芸員、司書、社会教育主事
静岡放送株式会社
比較芸術学科2019年度卒業
影島 亜美
「舞台鑑賞や美術館巡りが“好き!”」自分の“好き”を趣味のままにせず、専門的に学んでみたいという思いから、比較芸術学科への進学を選びました。授業では、古今東西の美術を学んだり、演劇や歌舞伎、落語、音楽など幅広い分野の舞台を鑑賞したり…。生の芸術に触れ、芸術をこよなく愛する先生方のご指導を受けられたのは、本当に幸せな経験でした。また、比芸に所属する友人たちは、とても個性豊か!同じ作品を鑑賞しても、それぞれが異なる感想を持ち、熱を持って語り合える環境が嬉しかったです。
現在、私は地元静岡の放送局のアナウンサーとして、テレビ・ラジオ番組を担当しています。芸術や手仕事の分野で活躍する方とお話する機会も多く、比芸で得た知識が今の仕事にも生きています。皆さんも、ぜひ比芸で輝く思い出を作ってくださいね!
GALLERY KTO(株式会社ブルードレス)
比較芸術学科2020年度卒業
橋爪 大輔
田舎から上京した私にとって、「芸術」を愛する人々の集う比芸は、カルチャーショックでした。刺激的な友人たちとのアート談義や、資料に裏付けられた先生方の講義から多くを学びました。授業の合間には、美術館やギャラリーを巡り、古今東西の作品と接しました。ポール・セザンヌの美しい絵画、スポーツ・資本主義・美術をテーマに、言葉とイメージの関係を検討した展覧会は、今でも忘れられません。卒業論文は、美術館で見たセザンヌの静物画をテーマに執筆し、親身なご指導を賜りました。
さて、現在私は、アートギャラリーに勤務し、展示企画やアーティストのサポートを行なっております。同時代の芸術を考えるときも、比芸で学んだ美術史の知識は活きています。歴史研究と作品鑑賞を自由に行き来できる学生時代は、最高に楽しいですよ!
東映株式会社
比較芸術学科2022年度卒業
三宅 萌
ミュージカルについて多角的に学びたいと思い受験した比芸。西洋演劇に限らず様々な芸術に触れる中で、気付けば私は映画に惹かれていました。舞台とはまた違う、より自由な表現を許された映像芸術の面白いこと…!シネフィルの同期たちに比べると劣等生だった私の拙い意見にも、友人や先生は丁寧に耳を傾けてくれました。
「誰の感性も否定しない場所」。それが比芸です。大学での学びは、私の感性を鋭くも優しくしてくれました。高校時代、進路に悩み抜いてここに決めた自分に、よくやったと言いたいです。
今年の4月からは映画会社に勤めています。配属先は、なんとテレビ関係の部署。また新たな世界への挑戦ですが、比芸で培ったものを忘れず、精一杯仕事したいと思っています。
私を思いがけない未来に連れてきてくれた比芸に、心からの感謝を込めて。
株式会社毎日新聞社
比較芸術学科2023年度卒業
奥 萌奈
卒業から早いもので数ヶ月。思い出すと、大学時代は何にも代え難き贅沢な時間であったと実感します。講義を受けてはその足で美術館へ、休日はコンサートに演劇など、学生証を携えて東京の文化施設を駆け回る日々でした。コロナ禍が落ち着いてからは、好きが高じて岩手県でのアートプロジェクトの立ち上げに参画したり、憧れのウィーンに行ったり。そんな時間を紡ぐ中で、偶然にも新聞社の文化事業の存在を知り、今に至っています。
芸術は言わば「知の源泉」。この学科での学びが、ビジネスの世界においてアイデアのヒントになっています。社会人としては駆け出しの身ですが、ここで得た知見を糧に、近い未来、日本における芸術文化の発展に寄与したいと思っています。皆さんもこの青山の地で、ご自身の「好き」を大いに開拓していってください。